こんばんは
徳永です。

今年度の技能祭は中止となりました。


先日、長野県内にて、新型コロナウイルスの感染者が確認されました。
技能祭は、不特定多数の方が来場される、屋内での開催といった観点から、感染の可能性があります。
そのため、感染拡大を防止するため、中止という決定がなされました。


楽しみにしていただいていた方には、誠に申し訳ありません。 

現時点では、中止ということしか決まっていないので、今後の対応については、後日、改めてお知らせさせていただきます。




(ここからは、個人の感想を書かせてください)

わたし自身、技能祭をとても楽しみにしていました。
1年前、“良いものが作りたい”と、働いていた会社を辞めて、技専に入り、道具の手入れから手加工、機械加工を習い、初めて技能祭に出す製品、整理箱を作り上げたとき、とても嬉しかったです。
技能祭で誰かに買ってもらえることを夢見に、買ってもらった方に面と向かってありがとうを伝えることを夢見に。

その後の作品も、一つひとつ手渡しすることを意識しながら、作ってきました。
そして、技能祭は、きっと一日中笑いながら、いろんな人と、いろんな話をして、生涯忘れることない経験になるだろうと思っていました。
今後、作家活動をすれども、技専で作った作品に対する思い入れを超えるものはないかもしれません。

それなのに、まるっきりそのような場がなくなるとはどういうことか。
誰が悪いとかじゃないし、何かに当たりたいでもないし、別に腹が立ってるわけでもない。でも、呼び方を知らない感情に苛まれているのです。


残りの実習時間、まだやることはたくさんあります。気持ちは少し切れかかっています。
しかし、技専生の本分である木工技術の習得・向上を疎かにせぬよう努めてまいります。



そんなある日
それではまた